エフセキュア、革新的AIリサーチプロジェクト『Project Blackfin』を始動

先進的サイバー・セキュリティ・テクノロジーのプロバイダであるF-Secure (本社: フィンランド・ヘルシンキ、CEO: Samu Konttinen、日本法人: 東京都港区、以下、エフセキュア) は、同社の検知および対応技術で現在使用されている分散型人工知能 (AI) メカニズムをさらに推進するための革新的なリサーチプロジェクト『Project Blackfin』を始動させました。このプロジェクトは、AIとサイバーセキュリティのリサーチャー、数学者、データサイエンティスト、マシンラーニングのエキスパート、エンジニアなどで構成されるチームによる、概念化されたリサーチイニシアチブで群知能などの集合知技術を活用して、適応型の自律AIモデルを作成することを目的とした取り組みとなります。

エフセキュアのAI担当バイスプレジデントであり、Project  Blackfinを率いるMatti Aksela (マッティ・アクセラ) は、プロジェクトの取り組みについて、次のように語っています。

Matti Aksela

「高度なAIは人間の知能と同じように機能すると、よく誤解されています。高度なマシンインテリジェンスは人間の知能を模倣するという人々の意識が、むしろAIの能力に制限をかけてしまっているのです。AIを人間の代替品であるかのように構築するのではなく、マシンインテリジェンスの持つユニークな可能性を解き放ち、それが人々の行動をどのように強化できるかを模索することができますし、そうすべきなのです。AIが達成できることについて次のレベルの理解に到達できようにすること、それが私たちがProject Blackfinによって達成しようとしていることです。」

自然界に見られる集団行動のパターンからインスピレーションを得て、その包括的なテーマは、アリのコロニーや魚の群れに似た群知能などの集団知能技術を使用して、分散した自律的な適応型マシンラーニングエージェントの集団を動かします。 このプロジェクトの目的は、個々のホストで実行されるこれらのインテリジェントエージェントを開発することです。 しかし、単一の集中型AIモデルから指示を受け取る代わりに、これらのエージェントは、共通の目標を達成するために相互に通信して作業するのに十分な、インテリジェントで強力なものになります。

こうしたアプローチを採用することで、エージェントは、ローカルホストおよびネットワークから観察した内容に基づいてシステムを保護することを学習し、様々な組織や業界で学習した観察および緊急行動によって、さらに強化されることとなります。エージェントは、完全なデータセットの共有なしに、広大な情報ネットワークの可視性と洞察のメリットを活用することができます。

「本質的に、1つの大きなAIが全員のために意思決定を行う代わりに、共同作業中に自分の環境に適応する高速ローカルAIのコロニーがあります」とAkselaは説明します。

これは、リソースを削減することで企業/団体のIT資産のコストパフォーマンスの向上に寄与するだけでなく、機密性の高い情報のクラウドまたは製品テレメトリ経由での共有/漏洩を回避するうえでも役立ちます。

この可能性を最大限に実現するには、プロジェクトに数年かかると予想されていますが、エフセキュアでは既にProject Blackfinを通じて開発されたODI (オンデバイスインテリジェンス) メカニズムを同社の侵害検知ソリューションに実装しています。

しかし、Project Blackfinのリサーチの潜在的な用途は、企業のセキュリティソリューションやサイバーセキュリティ業界だけに留まるものではありません。エフセキュアのCRO (チーフリサーチオフィサー) であるMikko Hypponen (ミッコ・ヒッポネン) はProject Blackfinについて、AIが私たちの生活にもたらすより幅広い役割について認識できるようにするプロジェクトだと考えています。 「私は、侵害や攻撃を検知するだけでなく、コンピュータネットワーク、または送電網や自動運転車などのシステムの全体的な健全性、効率、有用性を監視するAIエージェントとしての活躍を想像しています。しかし、このリサーチは何よりも、AIが私たちの生活や仕事を奪う脅威だという認識を変えるうえで大いに役立ちものだと考えています。」

ミッコ・ヒッポネンによるProject Blackfin概要ビデオ https://youtu.be/4--5d3C-hRM

本プロジェクトにおいて今後リサーチの結果、新しい発見、そしてアップデートが発生した際は随時情報発信をしていきます。Project Blackfinの詳細については、 https://www.f-secure.com/project-blackfin をご覧ください。Project Blackfinに関するホワイトペーパーは本ページ最下部の「ダウンロード/その他特典」よりダウンロードいただけます。

エフセキュアについて

エフセキュアほどサイバーセキュリティを熟知している企業は市場に存在しません。1988年の設立以来、エフセキュアは30年以上にわたりサイバーセキュリティの技術革新を牽引し、数千社の企業と数百万人のユーザーを守ってきました。エンドポイントの保護と脅威の検出・対応において他企業を圧倒する実績を持つエフセキュアは、巧妙なサイバー攻撃やデータ侵害からランサムウェアの感染の蔓延までを含む、あらゆる脅威から企業と個人ユーザーを保護します。エフセキュアの先進テクノロジーは、機械学習の力と世界的に有名なセキュリティラボのエキスパートの持つ専門知識を組み合わせた、『Live Security』と呼ばれる独特のアプローチに基づくものです。ヨーロッパにおいて、エフセキュアは他のどのセキュリティ関連企業よりも多くのサイバー犯罪捜査に携わっています。エフセキュア製品は全世界200社以上のブロードバンド/モバイル事業者と数千社にのぼるセールスパートナーを通じて販売されています。


エフセキュアは本社をフィンランド・ヘルシンキに、日本法人であるエフセキュア株式会社を東京都港区に置いています。また、NASDAQ ヘルシンキに上場しています。Twitter @FSECUREBLOG でも情報の配信をおこなっています。

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