F‑Secure ThreatShield は、ゲートウェイレベルのセキュリティソリューションであり、メールやウェブトラフィックを保護します。特にスパム、ランサムウェア、フィッシング、高度な標的型攻撃 (advanced targeted attack) に対する保護用に設計されています。
本製品でプライバシーに関わる主な内容は以下のとおりです
このサービスに特化したポリシーは、お客様にもっとも関連があると思われる事項を重点的に取り扱うものです。係る事項には、特に ア)当該サービスが収集する個人データ及び私的データの種類、イ)それを何のために使うのか、 ウ)その理由、エ)典型的な開示、並びに オ)その保存期間があります。これらのテーマおよびその他、係る個人データの処理についての他の情報(データ主体の権利、連絡先情報等)の詳細は、埋め込まれたリンクからアクセスすることができます。
本サービスに関連して行われるデータ処理は、4つの異なるセット(セキュリティ、分析、テクニカルサポート、連絡先)にカテゴリー分けすることができます:
セキュリティ
このサービスは、潜在的な悪意のあるアクティビティ、悪意のあるソフトウェア、保護されているデバイス上の不要なアプリケーション、データトラフィック、ネットワークに関するクエリをF‑Secure Security Cloudに送信します。F‑Secureは、これらのクエリ(URL、ファイル識別子、アプリケーションのメタデータなど)を特定なユーザに関連付けることはできません。Security Cloudのデータ収集については、専用のプライバシー声明で詳しく説明しています。
お客様のプライバシー保護のため、当社は上記のセキュリティデータをお客様ご使用のサービス上で収集された他のあらゆるデータから分離します。当社は同データを匿名で扱い、上記の目的において必要とされなくなったと同時にそれを破棄するものとします。
本サービスは、また、アクセスログおよび検知ログを、ウェブトラフィックおよびメールトラフィックのスキャンの一環として、またWebコンテンツ制御を提供する目的のために、収集します。
スキャンアクティビティにより収集されたデータについては、その結果は、弊社の企業顧客様のIT管理者が、ログ、ダッシュボード、レポート経由で利用可能です。結果には、特に、以下のような「privacy-relevant(プライバシー関連)」データの種類を含みます。
法人のお客様は、収集されたトラフィックログの可視性を調整することができます。(例:潜在的に疑わしいトラフィックや、また、さまざまに異なる粒度(granularity)の検知ログやアクセスログ)。
顧客企業様のIT管理者は、ユーザのIDと、本サービスにより提供される上記の結果を関連付けることができる可能性があります。それは、たとえば、管理者が本製品により検知されたセキュリティの問題に対処するために必要とされます。F‑Secure は、個人が特定できるような形式でこれらのデータにアクセスすることはできません。
分析
F‑Secureのサービス利用ベースのデータ収集は、製品管理およびライセンシングの目的のための統計データに限定されており、そのデータから個人を特定することはできません。
本サービスは、顧客企業様に対して、ウェブおよびメールのアクセス/検知情報に基づいて、統計レポートを生成します。レポートおよび生データはF‑Secureに対して送信されることはなく、F‑Secureが見ることはできません。しかしながら、顧客企業様のIT管理者は、それらのデータにアクセスすることができます。
テクニカル サポート
本製品が意図されている通りに機能しない場合、弊社の法人のお客様は、F‑Secureの専門知識を活用し問題を解決することができます。そのような場合、一般的には、本製品がインストールされているF‑Secureサポートツールを実行し、F‑Secureに対して、情報を送信するように依頼されます。別に定めるF‑Secure サポートツールプライバシーポリシーに、そうした場合のデータ収集およびデータの取り扱いのプロセスについて説明されています。
連絡先
顧客企業様の連絡先リストの連絡先データは、弊社ビジネスプライバシーポリシーに記述されている通りに処理されます。
F‑Secureおよび弊社の各顧客企業様の双方が、本サービスのコンテキスト内で行われるデータ処理の、それぞれに関連した領域に対して、独立したコントローラーとして操作を行います。
本サービスは、F‑Secureが本サービスで処理するデータが個人を特定しうる範囲において、以下の正当な利益を保護するためにデータを処理します。
本製品によるデータ処理は、顧客企業様のデバイス/ネットワークに対する効率的な保護のために必須なものです。その一方で、個々の製品の設定により、 IT管理者がF‑Secureによるセキュリティデータの処理を制限することができますが、そうした調整は推奨できません。なぜならば、それによって、本製品について意図されている上記の目的の達成が危険にさらされるからです。
本製品をご利用になる顧客企業様は、自社の目的のための、個人データの処理についての法的根拠を、独自に自社内で制定します。
サービスポータルに表示されるユーザデータは、社内または社外を問わず、企業のIT管理者に表示されます。ITの管理をサードパーティに委託している場合、サポートや該当する IT サービスを提供できるように対象のベンダー/下請け会社 (F‑Secure の再販/リセラーパートナー) にもデータは公開されます。
F‑Secure は、さらに自社提携先及び協力業者を通じて、本サービスを世界中で提供することができるようにしています。
当社はお客様の個人情報の一部を当社のサービスのマーケティング、販売、管理、およびサポートをする販売パートナー(法人ITサービスのリセーラー、オペレーター、ウェブストア等)と交換(開示及び授受)します。当社はこれらの業者に対して、これらの業者が同意を得た活動を行うに際して必要な、そうした個人データへのアクセスを提供します。本データ共有のロジックはシームレスな顧客体験を提供することです。これには顧客マネジメント、サービスサポート、事故管理および問題解決、ダイレクトマーケティング、請求書発行等の活動が含まれています。
当社の販売パートナーは、お客様と、または当社の企業サービスの場合、お客様の雇用主と既存の顧客関係がある可能性があります。そのようなパートナーや法人顧客は、該当のプライバシーポリシーに基づき、お客様の個人データを独立したものとして処理します。お客様の個人データを扱う場合、私共の販売パートナーおよび法人顧客は、いかなる場合も、契約または法令を遵守しなければなりません。そのような各組織は、個人データの取り扱い、またその目的に関して独立して責任があると規定されています。
当社は、お客様の個人データの一部をF‑Secureグループ会社および当社のサービスを支援する当社の下請業者に転送または開示することがあります。
当社のクライアントの個人情報が下請業者に送信あるいは開示される必要がある場合、当社の下請業者との契約において、同意したサービス提供(サポート事案を解決するため、商品の発送において物流のパートナーに輸送するため、当社に代わりマーケティングメールを発送するため等)においてのみ、当該情報を使用することを求めます。当社は下請業者に対して、お客様に関連するデータを処理するにあたり、当社本文書における記述を遵守した方法で実施するように要求しています。
F‑Secureはグローバルに事業を展開しています。 そのため、当社の関連会社、下請け業者、流通業者、およびパートナーの中には、サービスを世界規模で展開するために、欧州経済地域外に拠点を置いているものがあります。
欧州経済地域外に個人データを転送する際は、当社は法の求めにしたがって個人データの転送を保護します。この保護は、関係する下請会社および F‑Secure グループ企業に対し、例えば欧州連合によって承認されたデータ転送に関する条項を使う等、適切な技術的安全対策または契約上保護条項を課すことにより実施しています。そのような条項の内容はこちらからご覧になれます。
場合により、欧州経済地域外へのデータ転送を正当化するため、他の方法を容認する場合もあります。そのような正当化には、米国プライバシー・シールド プログラムに登録された組織へのデータ提供や、データ主体の権利を保護するための適切なレベルのプライバシー法を有する国で、そのようなデータを処理する事業体へのデータ提供を含みます。
当社は、正当な理由がある場合、または結果として生じるプライバシーのリスクを評価した後にのみ、グローバルまたは国をまたぐデータの転送を行います。
当社はフィンランドとヨーロッパの経済圏により機密性の高い顧客データを保有しており、当社の管理下に置いています。
個人情報の使用または開示が正当化または許可される場合、あるいはお客様の同意なしに、またはサービスの供給から独立して適用法により情報を開示する義務のある場合など、個人情報保護方針の対象とならない状況があります。
そのような例として、裁判所の命令または関連法域の当局が情報の作成を受け入れさせるために発行した令状に従うこと、すなわち裁判所のルールの順守があります。
同様に、限られた情報群を第三者に開示することが正当的、合法的な権利が発生する状況もあります。そのような開示の例としては、当社が責任に対して自らを保護する必要がある場合、不正行為を防ぐため、進行中の問題を解決または封じ込める必要がある場合、または保険会社や政府の規制当局からの合法的な情報要件を満たす必要がある場合があります。そのような行為においては、適用される法律に従って行動します。
販売、合併、分割、または F‑Secure のその他の企業再編など、企業取引の一環としてお客様の個人データを転送する必要がある場合もあります。F‑Secure グループは、その時の運用モデルで要求されているとおり、内部でデータを開示し転送します。しかしながら、その情報開示は、処理する意図された目的のためにそれを知る必要があるグループ会社、部署、チーム、および個人にのみ限定します。
当社はお客様の個人情報の保管場所および方法を決める際に、各開示用件を慎重に検討し、そのような開示要求の可能性を考慮します。
お客様やデバイスから上記のデータの大部分を直接収集する一方、関連会社、販売パートナー(オペレーターや小売店等)、お客様がサービスを購入する会社などからデータを受け取ります。そのような会社は転売業者である可能性もありますが、当社の外部Webストアパートナーも含みます。基本的な個人情報(購入品の注文データ)や当社のサービスが販売された集計分析データも取得します。そのような他の情報源はお客様にサポートサービスを提供する下請業者、当社のマーケティング活動を支援する広告パートナーも含むことがあります。
シームレスなカスタマーエクスペリエンスを実現し、サポートケースの解決のために必要な情報を得るために行います。
「第三者収集」の典型例は以下の通りです。
当社のサービスは、当社とパートナーと共同で提供しており、当社のサービスおよびウェブサイトは、第三者のサービスの埋め込み、または相互運用の場合があります。 このプライバシー文書は、個人データが F‑Secure の影響範囲内にある限り、その個人データにのみ適用されます。お客様の個人データが他の組織によって個別の目的のために処理される場合、組織は、自身の方針に従うと共に、データ保護法の下でお客様の権利を遵守し、正当な方法でお客様の個人データを処理する責任を有します。
最も普及したシナリオは下記の通りです。
顧客企業様によりコントロールされるデータ
隔離されたメールメッセージは、顧客企業様がご使用になられているデータ保存用スペースの、利用可能なサイズに合わせて保存されます。顧客企業様のIT管理者は、隔離されたメールメッセージを削除やリリースすること、利用可能な保存用スペースを調整すること、その他の適用可能な削除ルールを設定することができます。アクセスログおよび削除ログは、基盤となっているオペレーティングシステム(即ち、Linux)のログローテーション機能のルールに依存します。また、顧客企業様のIT管理者が設定することも可能です。
F‑Secureによりコントロールされるデータ
匿名化されたセキュリティデータおよび統計データは、データがその収集された目的に対して有用性を持ち続ける限りにおいて、期限を定めずにF‑Secureのサーバに保存されます。
上記に述べられているその他のデータの種類 (テクニカルサポートデータ、連絡先情報など) は、それぞれについて規定されているプライバシーポリシーに定める期間、保存され、その期間終了後は、削除または匿名化されます。
この記載はサービス別の保持期間について補足するものです。法律に基づく基本ルールとしては、個人データは使用目的のために必要なくなった時点で削除または匿名化することになっています。
ただし、一部の個人データの保持期間は、その理由に応じてそれぞれ延長される必要があります。
基本の保持期間を当社が変更する主な理由の例を以下に示します。
お客様と当社との間におけるその他のやりとりに支障をきたすことを避けるため、お客様のアカウントを最終的に削除するのが遅れる場合があります。これは、お客様が F‑Secure のアカウント(例:お客様のEメールアドレスを使用する当社の消費者サービスに申し込まれているような場合)をお持ちで、尚かつ F‑Secure コミュニティアカウントをお持ちの場合、または当社の広告メッセージの受信を継続される場合などです。F‑Secure コミュニティアカウントの削除規定はそのサービス規約内に記載されています。当社の広告メッセージの受信はいつでもオプトアウトすることができます。
オペレーターパートナーを通じてサービスを購入した場合、アカウントの削除は該当するオペレーターパートナーによって制御されます。パートナーがお客様の契約が終了したことを当社に通知した場合、F‑Secureはアカウントを削除し、アカウントに関連する個人データを削除または匿名化します。
テクニカルサポートの提供時にお客様から情報を受け取った場合、サポートケースが解決しない限り、その情報は保存されます。サポートケースが解決されると、該当する情報は解決してから2年以内に徐々に削除されるか、匿名化されます。
ユーザの同意を得て収集された分析データは、統計目的で保持され、個人データとユーザアカウントの削除時に削除されません。アカウントの削除後、分析データは識別可能なユーザまたはアカウントと関連付けすることはできません。
個人情報を含まないデータ(セキュリティデータや集積分析データ等)は収集された目的に対して有用であり続ける限り、保持されます。
データを安全に管理するために当社が採用しているセキュリティ対策についての情報
当社では、お客様の個人情報を転送、保管、取り扱う際、その機密性、完全性および可用性を保護するための、厳格なセキュリティ対策を適用しています。
お客様の個人情報の紛失、誤用、あるいは不正なアクセス、開示または変更のリスクを下げるために、物理的、行政的、技術的セキュリティ対策を講じています。
すべての個人データは、F‑Secureまたは当社のパートナーが運営する安全なサーバーに保管され、権限のあるセキュリティ担当者にのみアクセスが制限されています。
法律上の権利と当社への連絡方法についての情報
お客様について当社が有するデータについては権利はお客様に帰属します。特に、お客様について当社が有する個人情報には下記の権利を有します。
お客様はカスタマーケア機能を通して、権利を行使することができます。当社に連絡するためのリンクは「連絡先情報」にあります。
当社の守秘義務、企業秘密の権利、そして当社のサービスを提供する義務(例:お客様の雇用主)によって、お客様の個人情報の開示や削除、そしてお客様の当該権利の執行を妨げることがあります。お客様の上記の権利は、F‑Secure がお客様の個人情報を処理する根拠となる法的根拠にも依存しています。
もしお客様が、当社がお客様の法的権利を有効にしていないと感じられることがあれば、お客様は所轄官庁に苦情を申し立てる権利を有します。ほとんどの場合、当該官庁はフィンランドデータ保護オンブズマン(www.tietosuoja.fi)となります。
当社の個人情報保護方針に記載されている事項に関してご質問やご不明点がございましたら、下記までご連絡ください。
F‑Secure Corporation
Tammasaarenkatu 7
PL 24
00181 Helsinki
Finland
お問い合わせ方法:
定義と変更管理に関する情報。
本方針において、一定の言及を行う際に意味するものです。
「顧客」または「お客様」とは、当社のサービスを購入、利用登録、または利用し、また、当社のサービスによりそのデバイスおよびデータトラフィックが保護されている、ならびに当社に個人を特定できる情報を送信する可能性のある、個人または法人ユーザーあるいはその他のデータ主体を指します。この情報は、当社のサービス、Webサイト、電話、電子メール、登録フォーム、または他の類似手段を介して提供されています。
「個人情報」とは、個人またはその家族または世帯員に対して識別可能な、個人に関する情報のことです。かかる情報には、氏名、電子メールアドレス、住所、電話番号、請求や会計に関する情報、およびサービスの提供中に処理されるお客様とデバイス、あるいはそのいずれかの行動や動作に関連付けできる技術的な情報が含まれます。
「サービス」とは、ソフトウェア、Webソリューション、ツール、関連するサポートサービス等、 F‑Secure が製造または配布するサービスあるいは製品を指します。
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