従量制課金モデル:
企業向けサイバーセキュリティの将来の姿

近年、多くの業界で従量制課金モデルが導入されています。企業も個人も、データ利用、クラウドストレージ、Webホスティングなどの料金をその使用量に応じて支払う方法が定着してきました。

エフセキュアでは常々、従量制課金モデルがサイバーセキュリティの目指すべき姿だと考えています。 2018年、このテーマでお客様と議論を交わした際、企業がサイバーセキュリティソリューションを選択する際、柔軟性とシンプルさを優先していることから、このモデルに対して大きな需要があることがわかりました。

着目される従量制課金ベースのセキュリティ

コロナ禍が続く中、柔軟性と従量制の価格体系を求める声が上がっていることは、最近のForrester社の調査*でも明らかになっています。「パンデミックの間、多くの企業では、従業員の一時帰休で組織としてのサービスの使用量が減少したにもかかわらず、ベンダーがライセンス料金を基準価格より値下げしないことに不満を抱くようになりました。契約を見直し、一定の条件下でライセンスの基準価格を変更できる柔軟性を求め、使われていないライセンスに対する使用料を追加料金なしで次の年に繰り越すことができるよう訴えています」

事業分野で予算が逼迫しているからといっても、サイバーセキュリティ分野への投資を削減することは、かつてないほど危険な状態に陥ることになります。しかし、運用や財務の観点から、従量制課金モデルへの移行に慎重にならざるを得ない企業が存在していることもまた事実です。

私たちは、従量制課金のセキュリティこそが将来だと信じていますが、すべてのお客様に適合するわけではないことも理解しています。そのため、お客様に柔軟性を提供する一環として、従来のライセンス価格体系も引き続き提供しています。

従量制課金モデルの恩恵を受ける企業とは

  • 急成長している企業は、50ライセンスの契約を結んだ直後に追加ライセンスが必要になる状況は避けたいものです。 標準的なライセンス契約では、企業の成長目標が達成され社員が増えるたびに追加ライセンスの購入が必要になります。逆のケースでは、予想したほど成長しなかった場合、必要のないライセンス料金を支払うことになります。従量制課金のセキュリティでは、エンドポイントを1つ追加する場合、追加ライセンス分の料金を支払うだけで済みます。
  • どの程度のセキュリティ対策を必要とするのかが不確かな企業 このような企業では、サービスを簡単に追加・停止できることを望んでいます。F-Secure Elementsは、どのデバイスにどのソリューションを追加するかを毎月見直しができます。
  • 発注や更新の事務作業を最小限に抑えたいと考えている企業 このような企業では、従量制課金のセキュリティを導入することで、事務作業から解放されます。毎月使った分だけ支払うだけで済みます。
  • 現在のビジネス環境が業績に与える影響を懸念している企業 このような企業では短期間で固定費を最小化することが求められます。F-Secure Elementsは、先行投資や長期契約なしにご利用いただけます。
  • すでにITの全部または大部分をアウトソーシングしており、コアビジネスに集中したいと考えている企業 このような企業にとって先行投資が不要なことは大変魅力的です。その予算を他の分野への投資に充てることができます。

エフセキュアではオールインワン型のセキュリティプラットフォーム、F-Secure Elementsを発表しました。F-Secure Elementsは、ソリューション全体をシンプルにするだけでなく、お客様とパートナーに可能な限りの柔軟性を提供したいと考えております。

そのため、F-Secure Elementsは従量制課金のセキュリティコンセプトを念頭に設計されています。モジュラー構造により、必要性や予算に応じて、毎月簡単にソリューションを追加・削除することができます。従量制課金により、必要なソリューションとサービスを自由に組み合わせて構築でき、毎月1回の請求書を受け取るだけで済みます。

F-Secure Elements: Pricing models + Solutions + Services diagram

Figure 1: F-Secure Elements

エフセキュアのIsotaloは、このモデルを食べ放題のビュッフェではなく、良いレストランに例えています。「お客様に完全な透明性を提供したいと考えています。レストランなら、いつでも好きな時に店を出ることができ、会計の時に、もう2杯注文するように強要されることもありません」

ただし、レストランとは異なり、F-Secure Elementsでは、リアルタイムの課金予測を受け取ることができ、現在の使用状況に基づいて毎月の請求額を確認することができます。この情報はElementの管理コンソールで確認できます。

従量制課金のセキュリティやF-Secure Elementsについて詳しく知りたい方は、ここをクリックして詳細をご覧ください

References

*Forrester: セキュリティソフトウェアの費用を交渉して削減するには:セキュリティソフトウェアの価値を高める交渉の準備と実施のテクニック
Paul McKay (ポール・マッケイ)、Sean Ryan (ショーン・ライアン)、Mark Bartrick (マーク・バートリック)、2020年10月13日